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台風の被害から免れるために

近年では、ゲリラ豪雨のような短時間に狭い範囲で激しく降る雨が頻発するだけでなく、九州北部豪雨や広島土砂災害などの台風によって人々の生活が脅かされるような自然災害が度々発生しています。そんな台風から家族や家を守るためには、どういったことができるのでしょうか?

1.なぜ台風の被害は増え続けているのか

地球温暖化の影響で被害が増加する可能性はあると言われています。例えば、地球温暖化が進めば、より強い熱帯地気圧(台風)に発達しやすくなりますし、強い熱帯低気圧に伴う強風や豪雨、高潮は大きな被害を与えます。さらに、気候モデルを用いた温暖化研究によると将来、発生数が減るけれど、強い熱帯低気圧は増えると予測されています。PCC第5次評価報告書では、21世紀末の温暖化が進んだ世界では、強い熱帯低気圧の発生数は増加し、その最大速度や降水強度は、今よりも増加する可能性が高いと報告されています。

 

2.家の中で注意すること

飛んできた物から身を守るために、同時に物を飛ばさないためにそれぞれが気を付けましょう。方法としては、以下のようなところを注意してください。

・雨戸やシャッターを閉める

・カーテンを引く

・ベランダや庭にある植木や飛ばされやすい物をしまう

・物干し竿を片付ける

・アンテナ支持棒の補強など

 

3.学校が休校になり、子供たちだけで留守番になる場合

台風により、学校が休校になる場合があります(休校基準は各学校の判断になります)。台風により休校になったからといって、仕事は休めるとは限りませんし、親戚や知り合いに預けられるとも限りません。子供たちだけで留守番することになった場合どうすればよいのかについて、いくつかみていきます。

1.外出しないように念押しをしておく。そのために、子供たちが退屈しないような本やビデオなどの用意をしておく。

2.万が一の準備もする。子供だけでの留守番中に停電になってしまったら?など、起こりえることを想像し、対策をしておきます。停電の場合は、懐中電灯の準備など。

3.日頃から準備しておく。休校は当日の朝の場合が多いので、当日に慌てることのないように、事前の準備をしておく。

4.レベル4で全員避難

地方自治体から発令される避難情報に特に注意して、必要な行動をとるよう注意しましょう。お子さんやお年寄りのいるご家庭では、避難行動に時間を要することも考えられます。

各地の気象台が発表する最新の気象情報等に十分留意しつつ、地方自治体から警戒レベル3「避難準備・高齢者等避難開始」が発令された場合は、速やかに避難することを考えてもいいかも知れません。

 

4.レベル4で全員避難

5.まとめ

直面する危険から身を守るには、災害のリスクを正しく知る必要があります。台風は事前に来ることが分かっているので、出来る限り対策を事前に考えることで、被害を最小に出来るかと思います。

Shiba

一般社団法人全日本防災計画協会

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